デジタルリスクフォーラム2023
~企業がAI社会を生き抜くために~
ChatGPTを始めとした生成AIの出現によって、デジタル社会は急激に変化しています。国際的なルール作りが課題として上がる中で、企業はどのようにAI社会を生き抜くべきなのでしょうか。AIに関するセキュリティの取り組み、経済安全保障にも繋がるデータセキュリティの問題などを議論します。
開催日時:2023年8月21日(月) 15:00~17:35
参加方法:オンライン(Zoom)
参加費:無料(下部フォームより申込お願いします)
主催:一般社団法人CiP協議会、デジタル政策フォーラム、一般社団法人デジタルリスク協会
協力:株式会社東京海上日動パートナーズTOKIO、株式会社GRCS、株式会社エルテス
TIME TABLE
15:00
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15:05
オープニング|開会の挨拶
スピーカー:
中村 伊知哉氏
(iU 学長)
1961年生まれ。京都大学経済学部卒、大阪大学博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)。1984年、ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て郵政省入省。MITメディアラボ客員教授、スタンフォード日本センター研究所長、慶應義塾大学教授を経て、2020年4月よりiU(情報経営イノベーション専門職大学)学長。
CiP協議会理事長、デジタル政策財団理事長、京都大学特任教授、慶應義塾大学特別招聘教授、日本eスポーツ連合特別顧問、理化学研究所コーディネーターなどを兼務。
内閣官房、内閣府、総務省、文部科学省、経済産業省などの参与・委員を歴任。
著書に『新版 超ヒマ社会をつくるーアフターコロナはネコの時代―』(ヨシモトブックス)、『コンテンツと国家戦略』(角川EPUB選書)など多数。
菊池 尚人氏
(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任教授/CiP協議会専務理事)
1993年 慶應義塾大学経済学部卒業後、郵政省入省。
2007年から慶應義塾大学で産学連携のリアルプロジェクトを展開。
・デジタル政策財団理事
・超教育協会常務理事
・融合研究所所長
・情報通信学会理事
・国際公共経済学会理事
などを兼務。
15:05
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15:30
オープニングプレゼンテーション
「活用の進む生成AIのリアル~アーリーアダプターの動向とそこに潜むリスク~」
急速に進むChatGPTや画像生成AIなどの生成AIの活用。ビジネスの領域においても、最新テクノロジーを上手に活用し、業務の効率化・生産性向上に成功している事例は数多に存在する。実際に、経済産業省は8月に企業の人材育成の指針に生成AIを追加する予定である。生成AIの活用事例を紹介しながら、ビジネスにおける可能性や活用実態を報告する。
スピーカー
花光 宣尚氏
(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任助教/Enhance Experience Inc. Synesthesia Tech Lead)
専門は、バーチャルリアリティや触覚表現、シナスタジア(共感覚)および身体的経験のデザイン。ひとの心や魂を震わせる体験を実現するために、リアルとバーチャルの関係性やふれることの科学、環境との界面としての身体とその認知に着目し、ジャンルやフィールドを問わず活動している。2022年慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)にてPh.D.を取得(メディアデザイン学)。2016年触覚表現の研究のために8ヶ月間、Disney Research Pittsburghでlab associateとして所属し、2018年からは共感覚的体験とXRテクノロジーの融合を目指すクリエイティブ・カンパニー Enhance Experience Inc.に在籍する。これまでに携わったプロジェクトはSynesthesia Suit(2015)・Haplug(2017)・Synesthesia X1-2.44(2019)・Virtual Realms–Synesthesia(2021)など。
15:30
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16:00
特別鼎談「日本はテクノロジーとどのように向き合うべきか」
アーリーアダプターによって、利活用の進む生成AI。諸外国の取り組みなどから日本がどのようにテクノロジーを活用していくべきなのか。そして、それらの活用のために、どのような環境整備が必要なのか。初代デジタル大臣を務めた平井卓也氏と、バーチャルリアリティや身体性・シナスタジア(共感覚)を専門とする花光宣尚氏が、モデレーターのiU学長中村伊知哉氏とともに議論を交わす。
パネリスト
平井 卓也氏
(初代デジタル大臣・自民党衆議院議員)
1958年香川県生まれ。上智大学卒。株式会社電通、西日本放送社長等を経て、2000年、第42回衆議院選挙で初当選。以来、連続7回当選。自民党政調副会長、国土交通副大臣、内閣常任委員長、自民党IT戦略特命委員会委員長等を歴任。2018年第4次安倍改造内閣にてIT政策担当大臣、内閣府特命担当(科学技術・知的財産戦略・クールジャパン戦略・宇宙政策)大臣就任。2019年10月自民党デジタル社会推進特別委員長に就任。2020年9月菅内閣にてデジタル改革担当大臣、情報通信技術(IT)政策担当大臣、内閣府特命担当大臣(マイナンバー制度)就任。
花光 宣尚氏
(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任助教/Enhance Experience Inc. Synesthesia Tech Lead)
モデレーター
中村 伊知哉氏
(iU 学長)
16:05
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16:45
パネルディスカッション「生成AIのリスクと安全保障への影響」
止めることが出来ない生成AIの利活用。生成AIの出現は、世界をどのように変えてしまうのか。この影響は、新たな産業革命となるのか、世界のパワーバランスにまで影響を与えるのか、さらに人類の存在意義まで変えてしまうのか。生成AIの可能性とともに、時間軸を整理しながら、そのリスクと安全保障への影響を議論する。
パネリスト
神薗 雅紀氏
(デロイトトーマツサイバー合同会社 執行役員CTO兼サイバーセキュリティ先端研究所所長)
大学時代に国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と共同研究に従事。2005年より大手ITメーカーにてインフラ専門SEとして、大規模システムの提案から設計・構築・運用に至るまで経験。2009年よりセキュリティ専門会社に入社し、サイバーセキュリティに関する製品開発や多数の大規模国家プロジェクトの研究員およびプロジェクトマネージャーを担当。同時に、緊急時のインシデントレスポンス対応も行う。また、国内外のセキュリティカンファレンスにて広く研究発表も行う。2015年より研究所を率いて新たなコア技術の研究開発や、サイバー攻撃の分析に従事。開発したソリューションのデリバリーや緊急時のインシデントレスポンス、インシデント検証委員なども担当。総務大臣奨励賞を受賞。兵庫県立大学客員准教授を兼任。
谷脇 康彦氏
(デジタル政策フォーラム顧問)
1984年4 月郵政省(現 総務省)に入省 同省において郵政大臣秘書官、在米日本大使館 ICT 政策担当参事官を経て、2013年6月内閣審議官・内閣サイバーセキュリティセンター副センター長、2016年6月に総務省 情報通信国際戦略局長、2017年7月同政策統括官(情報セキュリティ担当)、2018年7月同総合通信基盤局長、2019年12月同総務審議官(郵政・通信担当)を歴任、2021年3月退官。2022年1月IIJ入社、同年6 月より取締役副社長として経営統括補佐を担当。
モデレーター
菊池 尚人氏
(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任教授/CiP協議会専務理事)
16:50
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17:30
パネルディスカッション
「地政学リスクで変化する市場環境~経営者・経営企画が知っておくべき経済安全保障の影響~」
米中対立、ロシアのウクライナ侵攻によって、激変する世界で高まる地政学リスク。地政学リスクは、デジタルの世界にも大きな影響を与えている。各国は自国の優位性を確保するためにデータセキュリティの強化など、経済安全保障の取り組みを進めている。これらの問題について、日本、そして日本企業がどのように対峙すべきか。経営判断に影響を与えうる新たなファクターなどを議論する。
パネリスト
玉井 克哉氏
(東京大学先端科学技術研究センター教授/一般社団法人経済安全保障マネジメント支援機構 代表理事)
1983年東京大学法学部卒業。同年4月、東京大学法学部助手。その後学習院大学法学部講師、同助教授を経て1990年4月、東京大学法学部助教授(行政法・知的財産法)。1995年10月、学内異動で東京大学先端科学技術研究センター(先端研)助教授。1997年5月、36歳で同教授(知的財産法)に就任し、現在に至る。知的財産法の法学的研究のほか、立法政策や産学連携・技術移転に関する研究論文多数。営業秘密に関しては日本の草分け的存在であり、米国における「主権免責」法理を研究テーマとしている。2020年には先端研で『経済安全保障研究プログラム』を発足し、主要国の経済安全保障政策や、先端技術管理に関わる法整備、リスク対策などについて研究している。2008-13年慶應義塾大学特別招聘教授。2013年弁護士登録(第一東京弁護士会所属)。2016年4月以降、信州大学経法学部教授を兼任。
横尾 英博氏
(株式会社デンソー 経営役員)
1982年東京大学法学部卒業後、通商産業省(現 経済産業省)に入省。産業政策、通商政策、エネルギー政策等の領域を担当。その間、ジョージタウン大学外交大学院留学(1990年修士)。日本貿易振興機構(JETRO)副理事長、経済産業省貿易経済協力局長、内閣官房(現 内閣府)知的財産戦略推進事務局長を歴任し、2016年退官。株式会社NTTデータ経営研究所顧問を経て、2017年に株式会社デンソー顧問に就任、2020年より経営役員。法務・渉外・広報本部長として、リスクマネジメント、経済安全保障、法務、渉外、広報等の分野を担当。
モデレーター
夏目 健夫氏
(株式会社エルテス 執行役員 IRIセールス部 パートナー担当部長)
1986年9月に国鉄から経済産業省(当時は通商産業省)に入省し、2020年3月に退官するまでの間、産業政策局消費経済課、環境立地局環境政策課、工業技術院標準部標準課、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)企画部国際課、環境立地局総務課、生活産業局総務課に在籍。自動車、鉄鋼、情報の主要産業政策や、中小企業、地域政策に関与する。退官後は、業務コンサルタントや行政書士として活動し、株式会社エルテスの内部脅威検知サービス(Internal Risk Intelligence)のセールス部門の担当部長を務める。
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