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デジタルリスクフォーラム2024
~生成AIで変わる社会のリスクとガバナンス~

2022年11月のChatGPT公開後、AIの活用は急速に広がり、わたしたちを取り巻く社会は大きく変化しています。そしてこれからも加速度的に続く、AI社会の変化に企業、組織、労働者は、適応し続けなければなりません。
そのようなAI社会において、生じるリスクや企業・組織に求められるガバナンスに焦点を当てて、ビジネス、アカデミック、そしてガバメントの視点から有識者が議論を繰り広げます。

開催日時:2024年10月8日(火) 14:00~18:00
参加方法:オンライン(Zoom)
​参加費:無料(お申込フォームよりお申込ください)
主催:一般社団法人CiP協議会、デジタル政策フォーラム、一般社団法人デジタルリスク協会

協賛:株式会社新建新聞社
​協力:株式会社東京海上日動パートナーズTOKIO、株式会社GRCS、株式会社エルテス
備考:途中参加・途中退場自由となります。ご興味があるテーマ・セッションだけ視聴いただくことも可能です。

​TIME TABLE

(内容の変更可能性あり)

14:00

​14:05

​オープニング|開会の挨拶/ビデオメッセージ

ビデオメッセージ:
瀬戸 隆一氏(衆議院議員/財務大臣政務官)

開会挨拶:
中村 伊知哉氏(iU 学長)

京都大学特任教授、東京大学研究員、デジタル政策財団理事長、CiP協議会理事長、国際公共経済学会会長、日本eスポーツ連合特別顧問、大阪・関西万博2025 事業化支援PTプロジェクトリーダー、理化学研究所コーディネーターなどを兼務。
1984年、ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て郵政省入省。MITメディアラボ客員教授、スタンフォード日本センター研究所長、慶應義塾大学教授を経て、2020年4月よりiU学長。 
内閣官房、内閣府、総務省、文部科学省、経済産業省などの参与・委員を歴任。
著書に『新版 超ヒマ社会をつくるーアフターコロナはネコの時代―』(ヨシモトブックス)、『コンテンツと国家戦略』(角川EPUB選書)など多数。
1961年生まれ。京都大学経済学部卒、大阪大学博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)。

14:05

​14:35

基調講演

​「生成AIで変わる社会のリスクとガバナンス」※公務のため録画放映となります

第一次・第二次岸田政権でデジタル大臣政務官を務め、自身の推進する基本政策の一つに「デジタル社会の諸課題の解決」を掲げ、巨大プラットフォーマーによる独占・寡占、個人情報の漏洩や不正利用、著作権法によるデータ利活用の阻害、誹謗中傷やフェイクニュース等といったデジタルリスクに問題意識を有し、国民が安心できる自由で開かれたネット社会、誰もが利便性向上を感じられるデジタル社会を目指す山田氏に、生成AIで変わる社会のリスクとガバナンスについて、また企業や商取引で受ける影響や注意するべく点について講演頂きます。

​スピーカー

山田 太郎氏(参議院議員 / 前デジタル大臣政務官 兼 内閣府大臣政務官)

慶応義塾大学経済学部卒、早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。外資系コンサルティング会社を経て製造業専門のコンサルティング会社ネクステック社を創業、3年半で東証マザーズに上場。国内・海外企業を買収、アジア各国に積極展開。東京工業大学特任教授、早稲田大学客員准教授、東京大学工学部非常勤講師などを歴任。
参議院議員に就任し、第一次・第二次岸田内閣ではデジタル大臣政務官 兼 内閣府大臣政務官を務め、デジタル・セキュリティ政策に精通。これまでの経営者・教育者の経験を活かすステーツマン(政治家)として活躍中。

 

14:35

​14:55

オープニングプレゼンテーション

「生成AIの可能性とリスク」

生成AI(Generative AI)のビジネスへの活用は分野や業界を問わず活発化しており、業務の効率化だけでなくビジネス革新への期待が高まっています。一方で、生成AIの活用に伴い、発生が想定される様々なリスクへの対応も軽視できません。安心して生成AIを業務に最大限活用するために、どのようなリスクがあるのかを把握し、対策を講じる必要があります。本セッションでは、生成AIのビジネス活用における最新動向を解説するとともに、考えられるリスクとその対策についてご紹介します。

​スピーカー

仲川 拓馬氏(株式会社GRCS GRCセキュリティ本部 ソリューション戦略部 セキュリティコンサルタント)
大学卒業後、組み込みソフトウェア開発企業に入社。2020年株式会社GRCSに参画して以降、セキュリティコンサルタントとしてクラウドや内部不正対策に関する調査や技術検証を担当。2023年よりAI及び生成AIに関するリスク調査および対策支援のコンサルティング業務に従事。

15:00

​15:30

セッション1

「営業秘密を守るための企業ガバナンス」

営業秘密は企業競争力の源泉であり、その保護は企業ガバナンスの中でも重要な要素となっています。一方で、情報のデジタル化、働き方の多様化と柔軟化など、営業秘密を取り巻く環境は変化しており、内部からの営業秘密持ち出し事案が発生するなど、企業価値向上、経済安全保障の観点からも重要な課題になっています。2023年には不正競争防止法が改正され、国際的な営業秘密侵害事案における手続の明確化がなされました。そこで、営業秘密保護に取り組む経済産業省知的財産政策室から、2023年改正不正競争防止法の立法担当者であり弁護士でもある黒川氏をお招きして、その実態や対策について解説頂きます。

​パネリスト

黒川 直毅氏(経済産業省 経済産業政策局 知的財産政策室 室長補佐/弁護士・弁理士)
2017年弁護士登録(第二東京弁護士会)。フランテック法律事務所、ひかり総合法律事務所を経て、2022年4月から経済産業省経済産業政策室知的財産政策室にて執務を行い、令和5年改正不正競争防止法の改正作業に従事。弁護士知財ネット事務局、知的財産管理技能検定技能検定委員等を務めている。

​モデレーター

森田 博隆氏(株式会社エルテス 第1営業部 副部長)
大学卒業後、大手WEBマーケティング会社を経てエルテスへ入社し、クライシス発生時のコンサルティングに従事。現在は、企業の内部脅威対策サービスであるInternal Risk Intelligenceの営業責任者を務める。

 

15:35

​15:50

企業プレゼンテーションセッション

​「危機管理担当者に必要な知識と実践力が身につく「リスクアドバイザー」資格講座
ID理論にもとづき開発した独自プログラム」

災害や事故、不祥事など、組織を取り巻くリスクが増える一方で、日本の組織においては、継続的に危機管理力を組織に定着させていくことが難しいことが指摘されています。
リスク対策.comは、危機管理の専門メディアとして2007年からの運営開始以来、国内外数百件にわたる企業のBCPやリスクマネジメントの実例を取材してまいりました。この長年の取材活動を通じて、危機管理に優れた企業の共通要素として危機管理担当者の能力の重要性を認識しました。こうした背景から、このたび兵庫県立大学大学院との共同研究のもと、「リスクアドバイザー」という新たな資格制度を創設し、3日間にわたる資格講座(別途、試験を実施)を開始することにいたしました。本講演では「リスクアドバイザー」資格講座についてご紹介いたします。

​パネリスト

中澤 幸介氏(株式会社新建新聞社 取締役専務リスク対策.com 編集長)

15:55

​16:45

セッション2

「高まるランサムウェアの脅威への実効性ある対策」

IPAが毎年公表する情報セキュリティ10大脅威において、ランサムウェアによる被害が9年連続で1位となっています。ランサムウェア被害による、企業の信頼性低下、サービスの提供停止などその影響は多岐にわたり、事業継続への不安に繋がる可能性も捨てきれません。また、企業、病院、公的機関など多岐に渡る組織が、攻撃を受けているとの報道もあり、遍く組織が対策を講じることが求められています。これらの問題に対して、過去の経験やNISTのガイドライン などに照らして、政策理論、ソリューションの観点から有識者が検証し、実効性のある現実的な対策について、議論します。

​パネリスト

谷脇 康彦氏(デジタル政策フォーラム 代表幹事)

1984年4 月郵政省(現 総務省)に入省 同省において郵政大臣秘書官、在米日本大使館 ICT 政策担当参事官を経て、2013年6月内閣審議官・内閣サイバーセキュリティセンター副センター長、2016年6月に総務省 情報通信国際戦略局長、2017年7月同政策統括官(情報セキュリティ担当)、2018年7月同総合通信基盤局長、2019年12月同総務審議官(郵政・通信担当)を歴任、2021年3月退官。2022年1月IIJ入社、取締役副社長執行役員として経営統括補佐を担当。

神薗 雅紀氏(デロイトトーマツサイバー合同会社 執行役員CTO 兼 サイバーセキュリティ先端研究所 所長)

​大学時代に国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と共同研究に従事。2005年より大手ITメーカーにてインフラ専門SEとして、大規模システムの提案から設計・構築・運用に至るまで経験。2009年よりセキュリティ専門会社に入社し、サイバーセキュリティに関する製品開発や多数の大規模国家プロジェクトの研究員およびプロジェクトマネージャーを担当。同時に、緊急時のインシデントレスポンス対応も行う。また、国内外のセキュリティカンファレンスにて広く研究発表も行う。2015年より研究所を率いて新たなコア技術の研究開発や、サイバー攻撃の分析に従事。開発したソリューションのデリバリーや緊急時のインシデントレスポンス、インシデント検証委員なども担当。総務大臣奨励賞を受賞。

 

永松 博志氏(株式会社GRCS GRCセキュリティ本部 GRCソリューション部シニアコンサルタント)

日本放送協会において情報セキュリティ対策ならびにグループ全体のIT統制等のリスク管理に従事。
その後、東京都庁にてDX推進およびCSIRT技術統括としてサイバーセキュリティ対策に従事。GRCS参画後はシニアコンサルタントとしてNIST SP800-171準拠など各種情報セキュリティ対策支援を担当。​

​モデレーター

菊池 尚人氏(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任教授/CiP協議会専務理事)
1993年 慶應義塾大学経済学部卒業後、郵政省入省。
2007年から慶應義塾大学で産学連携のリアルプロジェクトを展開。デジタル政策財団理事、情報通信学会常務理事などを兼務。

16:50

​17:50

​セッション3

​「教育機関における個人情報漏洩と保護、対策」

業務のデジタル化、個人情報のデジタルデータ化、外部攻撃の多様化、情報出口の多様化による内部からの情報持ち出しリスクの高まりなど、個人情報を巡る環境は、大きく変化しています。2024年6月に公表された3年毎に改正される個人情報保護法の中間整理では、こどもの個人情報に係る規制の厳格化及び明確化が掲げられました。社会的に個人情報保護の取り組みが強化される中で、高まる脅威を前にした教育機関の取り組みを深堀りしながら、企業を含む社会が行うべき個人情報保護のあり方について、文部科学省、個人情報保護委員会などの有識者が議論する。

​パネリスト

芦田 光暁氏(個人情報保護委員会 事務局企画官)

2004年に総務省入省。総務省や内閣官房において、電気通信分野における競争政策、サイバーセキュリティ戦略の策定、携帯電話用周波数の割当て、G20茨城つくば貿易・デジタル経済大臣会合等に携わる。2023年から、個人情報保護委員会事務局に出向し、個人情報保護法に関する各種法令・ガイドラインの整備等を担当。

西村 卓氏(総務省 サイバーセキュリティ統括官室 企画官(重要インフラ監督・対処調整担当))

2000年総務省入省。テレコム分野で電波、放送に関する制度や技術についての施策推進や諸外国との国際課題の解決に長年従事し、2024年7月より現職。

安井 里沙氏(文部科学省初等中等教育局 学校デジタル化プロジェクトチーム 校務DX推進係 専門職)
令和元年度、文部科学省入省。令和2年7月まで研究開発局開発企画課、令和3年7月まで研究開発局環境エネルギー課、令和5年4月まで外務省国際協力局国別開発協力第三課を歴任し、令和5年5月より現職。

石戸 奈々子氏(慶應義塾大学教授 博士(政策・メディア))
東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、NPO法人CANVAS、株式会社デジタルえほん、一般社団法人超教育協会等を設立、代表に就任。株式会社松屋社外取締役。総務省情報通信審議会委員など省庁の委員やNHK中央放送番組審議会委員を歴任。デジタルサイネージコンソーシアム理事等を兼任。政策・メディア博士。著書には「子どもの創造力スイッチ!」、「賢い子はスマホで何をしているのか」など多数。

モデレーター

菊池 尚人氏(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任教授/CiP協議会専務理事)

17:50

​18:00

クロージング

スピーカー:
中村 伊知哉氏(iU 学長)

菊池 尚人氏(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任教授/CiP協議会専務理事)

​イベント概要

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